「人に言われたからではなく、自分の意思でAIを使うと決めたのは、いつだったか」。そう聞かれて、私が最初に話したのは、AIではなく三線(さんしん)のことでした。
18歳、1小節も弾けなかったギター
18歳のとき、アルバイト代でフォークギターを買いました。挑んだのは「禁じられた遊び」。結果は、1小節も弾けずに挫折しました。
ギターは6弦です。指は5本。1本はみ出します。私には、どうにもなりませんでした。
楽器を弾いて、自分で歌う。それは、もともと私の夢の一つでした。その夢は、そこで止まりました。
3弦なら、3本の指で進める
57歳のとき、仕事で沖縄へ行くことになり、格安のチケットを探していました。そこで見つけたのが、三線の合宿です。「1泊2日・5,000円で、1曲を弾けて歌えるようになる」。
三線は3弦です。5本の指のうち、3本で進みます。だったら、できるかもしれない。
ギターで挫折したことと、弾き語りの夢が、そこで結びつきました。沖縄で仕事を終えてから、合宿に出ました。そして本当に、三線を弾きながら1曲歌えるところまで、できたのです。
自分の限界を、突破したい
AIを使うようになった理由を「いつ」と言われると、正直、困ります。ただ、気持ちははっきりしています。
AIを使わなかったら、自分が根本に持っている力を引き出せない。自分の限界を突破したい。その気持ちから、AIを使うようになりました。
苦手な分野、性格的に難しい分野、現実にできない分野。そこに、AIはすべて「イエス」で答えてくれる。そう感じたから、私はAIを選びました。
18歳の私は、6弦の前であきらめました。57歳の私は、3弦なら進めると考えました。そして69歳の今は、AIと一緒に、できなかったことを一つずつやっています。
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有限会社ルネサンス(桜梅桃李.com) 島 幸弘


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